当院での対応は変わらず…

こんにちは、大林です。

COVID-19、新型コロナウイルス感染に関して、全国的に緊急事態は解除されましたね。
長い自粛要請から色々と活動が再開されていく安堵感は、多くの方が実感されていると思います。
また、子供たちの登下校の姿が見えるようになっただけでも、日常が戻りつつある感覚を覚えます。

手洗い、消毒、マスク着用やsocial distanceなど、すでに慣れて日常の一部となってきていますね。
通常の社会生活に戻しつつも、有効な薬もワクチンもまだ無い状況では新型コロナウイルスに対する警戒を解き切るわけにはいきません。

当院でも、従前より徹底的に感染予防に努めています。

具体的には

・施術前後の手洗い、施術者マスク着用
・患者さんの施術毎にベッドやドアの取っ手などの消毒
・来院時の手指消毒のお願い
・ベッドシーツや枕カバーのこまめな交換・消毒
・院内での接触リスクを減らすため、予約時間の調整
・宅配の荷物と郵便物の消毒

以上のことを行っています。
お釣り用のお札や小銭も気が付いた時にはアルコールで拭いていますが、
全てを徹底できてはいません。が、当然ながら通貨も感染リスクのあるものとして
認識しておくほうが良いですよね。

とにかく誰しもが「自分が感染しない」ことと「人に感染させない」ことを徹底するしかないのかと思います。

その上で普通に社会生活を送り、適度な運動と十分な栄養と睡眠をとり、
日々を楽しく過ごしていけば良いのだと。

鍼灸治療も健康管理のために変わらず受けていただいて大丈夫ですし、
鍼灸院は国家資格を取得し衛生管理も含めて感染対策をおこなえる鍼灸師が運営している医療機関です。
(血液・体液に触れる可能性のある鍼灸治療をおこなう上で、必要な衛生概念と知識をすでに履修しているのです)

これまでも何度か記していますが、
鍼灸治療も皆様の体調管理の助けになれますし、
ぜひ使っていただきたいものでもあります。

Withコロナ時代の生活は、以前とは明らかに異なってきます。
ワクチン開発に成功し、新型コロナウイルスがインフルエンザウイルスと同じような扱いに落ち着くまで、当面は気を付けながら過ごして参りましょう。

押してもだめなら…

こんにちは、大林です。
今日は治療の考え方のお話を…。

当院では、「ほかに行っていたけど、なかなか良くならないから…」と
おっしゃる患者さんがわりと頻繁にお見えになります。
いわゆる「最後の砦」「藁をもつかむ…」という位置づけになりやすいのが鍼灸ですね。
だって痛そうですし、よくわからないし…ある意味仕方ないことでもあります。

また他の院と言っても病院、接骨院、整体院、鍼灸院…様々です。
中には何年もかけて何か所もめぐって、「最後に鍼でもいいから」とうちへたどり着いてくださる方も。

そういう方々の身体を診ると、
・痛い箇所は基本的に固く、しかも深い
・全体的には体の気は虚してしまっている
・流れ方も悪く、色つやも少なく、肌に元気な感じが少ない

だいたいこんな感じで、症状が出てから長いため身体の気が不足し、
本来なら自分の身体で治せるものもうまく治せない状態に陥っています。
また、痛い場所、主訴部の表面は力なく虚しているけれど、その奥に固く滞った塊が触れます。
そして仕方のないことですが、ご本人には「体の気が虚している」自覚はないです。
なのでいつも通りの生活を送り、「どうして治らないんだろう」「痛みがすぐぶり返すんだろう」とお困りなのです。

このような方々の治療は、押して押して、足し算ばかりの治療ではなかなかうまくいかないことが経験的にわかっています。

押してダメなら引いてみるのです。

つまり、「治療量を減らす」「刺激する量を減らす」ことが、
身体の働きを呼び覚ます鍵となります。

マッサージにしろ、接骨院での電気や手技療法にしろ、
症状が取れてこないと「もっともっと」となりがちです。
これは患者さんも、施術者側も同じだと思います。
「あれがだめならこれも、これがだめならそれも加えていこう」
「これだけやったんだから、何かが変わってくれるだろう」
となるのが人情でもあり、西洋医学的な考え方の主流でもあるからです。

そこに少ない刺激で身体の様子を伺うようにそーっとした治療で身体の気を補うと、
身体が「今までのと何か違うぞ…?」という感じで反応します。

例えば

子供たちが騒いでいる教室で、先生もそれに負けないよう大きな声で「静かにしなさーい!」と言い聞かせようとしている状態と、
騒いでいる子供たちに対し静かに待つ先生を見て、生徒たちの中から「ちょっと静かにしよう」と自発的な動きが出てくる状態と…。

そんな感じを思い浮かべるとイメージしやすいかもしれません。
どちらがその場に適しているかはその都度の判断ですが、
今回ご提案しているのは後者なのです。
身体からの反応を待つのです。それを呼び起こせるだけの少ない刺激量で。

これには、患者さん自身もある程度の我慢が必要になります。
「早くどうにかしたい、してほしい」という焦りの気持ちの我慢です。

そればかりは申し訳ないですが…
今まで時間をかけて作り上げられてしまった体の状態が変わるには、
ほとんどの場合数週間~数か月はかかります。

ですがその間も少ない刺激の治療を受けた体は変化し続けます。
その変化をできれば楽しんでいただきたいし、「気の調整」を受けていただいたからには楽しみに観察していただきたい。

鍼灸はときに魔法のように劇的な変化を起こすこともありますが、
魔法のように見えるだけで、実は魔法ではありません。

その後、身体の働きが底上げされた後で以前に行っていた治療院さんの治療を受けると、
前よりも良い効果を実感しやすかったり…そんなこともあるものなんです。

半年以上、ときには何年も同じ症状に苦しめられている方が多くおられます。
足し算の治療から引き算の治療へ
少しばかり方針転換を考えてみられるのもいいと思います。

今かかっておられる治療院の先生や病院の先生にも、
「治療手段のどれかを止めて、身体の変化をみる」という相談をしてみられると、
きっと良い方法を一緒に考えてくださると思いますよ。

空間除菌について

こんにちは、大林です。

COVID-19、新型コロナウイルスの流行状況についてはまだまだ油断しきるには早い状況ですが、
暑さがやってきたのもあって、津山市内でもマスクをしている人が明らかに減った気がします。
杞憂に終わればよいのですが…。

さて、そんな中でもはりきゅうのすすめでは変わらず感染予防と院内消毒を徹底しています。
具体的には
・必ずマスク着用
・施術前後の手洗いとアルコールで手指消毒。鍼を開封した後なども
・患者さんの施術が終わる毎にベッド、リネン類、ドアノブなどの清拭
・常時窓を開放、または頻回の換気
・患者さんにも来院時のアルコール手指消毒の実施

あとは、基本の「十分な睡眠、栄養、適度な運動」で生活を規則正しく丁寧にすること。
以上のことを、来院くださる皆様と自分自身を守る意味で行っています。
当たり前のことを、当たり前にやることの大切さを日々感じますし、
習慣化されたことでさして負担に感じることもなくなってきました。

先日「空間除菌はやらないの?」と尋ねられたこともあり、今回はそのことについて書きます。

と言っても私は空間の除菌については専門的な知見もありませんので調べてみました。

…調べようとしてみました。

ですが「空間を除菌する」という概念は、医療の中には無いことがわかりました。

よくあるのは「次亜塩素酸水」を加湿器などで焚く方法が言われていますが、
調べてみても「やってみました」「このようにしています」という内容のブログ記事や宣伝ばかりで、
効果を調べて「有効である」とされているような根拠となる論文は、私には見つけられませんでした。
(もしご存知の方がいらしたら教えて頂きたいです)

そして「空間に塩素を含む微粒子をまく」ことの危険性を指摘する医師などの投稿も、
同時にいくつか確認できました。
曰く「空間にウイルスを殺す程度の濃度で次亜塩素酸水を撒くと、それを吸い込む人体にも有害である。濃度が薄ければウイルスにも効果は無く撒く意味もない」とのこと。

これも根拠となる論文は私には探せなかったのですが、「塩素ガスが人体に有害」ということは確かですので、
空間の塩素濃度が上がることは当然避けなければいけませんね。

ということで、空間の除菌は基本的に「換気」によって空間内のウイルスの量を減らすということ以外には無いようです。
よく「首から下げるウイルス対策」の商品も出回っていますが、消費者庁から注意喚起もされている「過大な効果の宣伝」には注意が必要です。
あと首から下げる除菌グッズも中身は塩素系ですから、水に濡れて雫が服についたりすると悲惨なことになるようですので、その点もお気をつけください。
空間を除菌しなくても、今までも言われてきた「手洗い、消毒をこまめにし、鼻・口・目を手で触らない」ことを基本にすれば十分な感染予防になりますので、

神経質になり過ぎずに、体調を整えて少々のウイルスが体に入っても大丈夫な状態を維持していきましょう。

新型コロナ、津山市と自分と

こんにちは、大林です。
立夏に入りましたが、昨夜から今朝は少し肌寒くなっていますね。
着るもの、羽織るものでしっかりと調節して、
首回りや足首など冷やさないようにしていきましょう。

さて、全国に向けられている緊急事態宣言を受けて、
ここ津山市でも新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、
学校の休校や市営施設の利用停止などの措置が続いています。

そしてこれはひとまず5月末までと、連休明けの昨日7日に決定しました。
感染者拡大の状況が続くとなればさらに延長する可能性もあるとのこと。

津山市内では4月24日に感染者が確認されて以降、新たな感染者の確認はされていません。
津山市役所に勤めている知人も「市民の皆さん本当によく努力して協力してくださっている」と
言い、地方都市ならではの事情もあり皆さん感染予防にしっかりと努められている様子がわかります。

また全国に目を移すと、東京をはじめ大都市圏以外では、新規感染者が横ばいまたは減少となる地域もたくさんあります。
しかしここで気を抜いてはいつまたどこで感染者が増え始めるかわかりません。
治療薬とワクチンが開発され医療機関で一般的に使われるようになるまでは、
今まで通りの感染予防策をそれぞれが徹底するしかありません。

人間は良くも悪くも「慣れる」生き物です。
手洗いをはじめ様々な衛生習慣はすでに定着しましたし、
ウイルスという目に見えない存在をある程度意識して生活することにも段々と慣れてきます。

「どうなってしまうんだろう」という不安は人の体に悪影響をもたらしますし、
その精神的ストレスは様々な身体症状として表面化している人もいます。

「しんどい時は休む」

これも新たな生活習慣として当たり前になってほしいものの一つです。

以前も書きましたが東洋医学の歴史の中には疫病と戦ってきた時代のものもあります。
あくまで表に出ている症状に対してのものと、
「内傷無ければ外邪入らず」との言葉どおり、体の内側から疫病をガードするという治療の考え方が、東洋医学では示されています。

養生の基本に立ち返って、十分な睡眠、食事、規則的な生活習慣、運動。
まずはここからです。そして

・メンタルをやられてしまい気味の人
・肩や背中がばりばりに固くなってしまっている人
・胸やお腹が気持ち悪くなってしまった人
・心配事で眠りが浅かったり頭痛がきたりする人

どうぞ遠慮なく治療を受けて、楽になってください。
そうすることで体内の働きが正常に近づき、感染リスクを減らします。

大型連休、受付のお知らせ

こんにちは、大林です。
4月29日(水)は、鏡野院にて通常どおり治療受付します。
5月4日、5日、6日の三日間は、津山院にて随時受付・治療いたします。
急な痛みやしんどさ、体調不良が生じた際はお電話にて来院をご相談ください。

新型コロナウイルス流行下におきまして、当院では患者様が入れ替わるたびに院内のこまめな消毒、手洗いをしています。
また予約時間にできるだけ隙間をいれ、患者様同士が院内ですれ違わないようにするとともに、換気をおこないます。
普段から当たり前に手指消毒や使い捨てのはりの使用をはじめとする衛生管理に配慮しておりますので、
鍼灸院には安心して来て頂いて結構です。

コロナ不安、コロナ鬱とでも呼ぶべき様々な不調、体の疲れを長い期間残さないように、
また肩や背中を楽にして深い睡眠をとれるように体の状態を整えていきましょう。

はり・きゅうの強みとは~治療院選びのポイント~

久しぶりにブログ記事の投稿です。
陽射しは強いけど蒸し暑くなく、気持ちの良い日になりました。

さて今回は「はり・きゅうの強みとは」ということで書いていきます。

当院は鍼灸治療に特化した治療院です。
私が現時点で考える鍼灸治療の強み「=患者さんに貢献できる部分」は、

1、日々の体調を整える補助ができる(肉体的にも、精神的にも)
2、様々な症状を緩和させ、ときに解消することができる
3、体質を徐々に変え、体を丈夫にしていくことができる
4、精神面にも働きかけ、不安感や焦燥感を減らし、落ち着いた精神状態を取り戻していける

この4点です。
1と2について具体的には、「なんだか眠れない」とか「慢性的に頭痛があって」というような様々な不調の状態や、
すでに病名が付いている状態、様々な病気からくる症状を、
はりとお灸でもって体の状態を調整していきます。

大雑把に語弊を恐れずに書けば、当院では「体の内部環境が最もよく働くように仕向けて行く」ということをやっています
これは経絡(けいらく)を流れる気血の調整だから、という説明になるのですが、
細かいことは東洋医学の理論になりますので今回は割愛します。

少し話を戻しまして…

上記4点のうち、1と2は多くの治療院で掲げられている内容ですので、
鍼灸でなくても、カイロプラクティックや整体、それに機器を使用したりなど、
アプローチは違っても言っていることはほぼ同じです。

当院は上記1と2はもちろんのこと、強みとしているのは3と4の内容です。

体質の強化に関しては、数回の治療でどうこうなるというものではありませんが、
来院当初の目的が落ち着いても一定間隔で治療を受けて頂けば、
「そういえばいつもの症状(鼻水や腰の重だるさなど)が減っている」とか
「風邪を引きにくくなった」「暑さ寒さに少し強くなった」など、
体質的に強くなったと言えるような状態を、実感して頂けると思います。

はり・灸の強みはこの「体質の強化」と「精神面へのアプローチができる」という点が大きいと思っています。

一般的には「肩こり、腰痛、膝の痛み」と「はり灸は即効性があるから」と言われるくらいのことが多いかと思いますが、
少し気長に体のことを考えたときにも、はり・灸はとても優れた体調管理の手段です

というわけでぜひ、あなたの日常にはり灸を加えてみてください。

お近くの鍼灸院を探される際には
「症状の治療だけではなく、かかりつけ医のように長く体のことを任せられるか」という視点で治療院を選ぶと、
目先の症状に捉われ過ぎないで、あなたの体を大切に診てくれる治療院を見つけることができると思います。