診療室のブログ
大雪の影響について
記録的な大雪になりましたね。
当院の周辺も雪が多く残っておりますが、日中に車で走るのはそんなに苦労しないくらいです。
午前11時頃までと日没以降は路面凍結の可能性が高くなっていますので、可能な限り明るいうちにご来院いただきますようお願いいたします。道路わきに雪が残っているうちは、早朝、夜間の凍結が起こると思われます。
また、日陰になるところは一日中雪や氷が融けず、日没後の早い時間から本格的に滑る箇所になりやすいです
特に今夜から明後日くらいまでは、マイナス5℃を下回るような冷え込みが続く予報です。
とにかくご安全に…。
雪かきなどで体を痛めてしまわれた場合は、無理をせずお休みください。
ご来院いただける状況であれば、治療を受けていただければ治りも早くなるものですのでご相談ください。
2月からの料金変更について
2月からの施術料金の変更についてお知らせします。
昨今の物価高騰と重なり大変申し訳ないのですが、
これまで使用していた鍼メーカーさんの廃業などもあり、鍼灸用品の値上がりも進んでいますので、
2023年2月より一律200円を加算いたします。
また、小学生料金を新設します。
これまでは「小児はり」としていた部分と、「両手の脈を診ての治療ができるようになったら学生料金」としていた部分が曖昧でした。
今後は「小学生料金」として、1,700円/回といたしますので、併せてご了承ください。
「メニューと料金」のところにも2月から掲載しますが、先にこちらでお知らせをしておきます。
・大人3,700円(2週間以内に継続の方は3,200円)
・中学生~専門、大学生(25歳まで)2,700円
・小学生1,700円
・新生児~未就学児1,200円
初診料などの変更はありません。
これからもより良く治る治療技術の研鑽に努めてまいりますので、
料金変更についてご理解を頂ければと思います。
年末年始予定
あっという間に年の瀬ですね。
アラフォーに差し掛かった今年、これまで以上に一年が早かった気がしています。
さて、年末年始の診療日のお知らせです。
年内は12月30日(金)まで通常どおり受付・治療いたします。
お休みは31日~1月4日まで
年始は1月5日(木)から、通常どおり受付・治療いたします。
本格的な冬の寒さがやってきていますね。
できるだけ体を冷やさないようにし、養生して乗り切りましょう。
はり灸でも、体の巡りを促して体調回復、疲労回復をお手伝いできますので、
今年の疲れは今年のうちに解消して、気持ちよく新年を迎えていただきたいと思います。
「骨盤矯正」という言葉について
患者さんからご相談があったので、せっかくならとブログでも周知することにします。
骨盤矯正についてです。少し細かい話になりますが、わりと大事なお話ですのでお付き合いくださいませ。
街やSNS広告でよく見かける「骨盤矯正」「骨盤調整」というワード、目を引きますよね。
皆さんは骨盤矯正についてどんなイメージを持っていますか?
・産後に骨盤矯正しないと、骨盤が開いたままになってスタイルが崩れるって聞いた
・繰り返す腰痛は骨盤がズレているから、と言われたことがある
・めまいや頭痛など自律神経失調症の症状も、「骨盤のゆがみから来ている」と説明を受けた
だいたい、このようなことを言われたり見聞きされていると思います。
結論から言いますと、「そんなことは無い」ということです。
骨盤、ってそもそも何でしょう。
・骨が歪むって、骨折してるってことですか?
・矯正するってことは骨の形が変わるんですか?
・脚の長さが違うって言われましたけど、具体的にどこからどこまでの長さのことを言っているんですか?
・自律神経って骨盤とは離れた位置にもたくさんあるんですけど、骨盤がどう関係あるんですか?
・たとえば江戸時代など、骨盤矯正というものが無かった時代の女性はみんな骨盤が開いて不調があったんですか?
少々意地が悪いですが、私ならこういった質問をしてしまうと思います。
これらの質問に困ってしまう施術者さんには骨盤矯正を頼まない方が無難、ということですね。
おそらく、上記のような質問をすると煙たがられて、次回来院は促されないと思います。
世の中の骨盤矯正の99%は「腰椎・仙骨・寛骨・恥骨・坐骨・大腿骨周辺の筋または筋膜、腱組織を徒手にて刺激し、何らかのリラクゼーション効果を期待するもの」です。
とても簡単に言えば「腰回りの筋肉を押したりゆすったりしてゆるめて、リラックスしてもらおう」ということです。
単純に、人の手の力で骨をどうこうすることはできません。できたとしたら、それは骨折です。
産後の女性の骨盤は確かに通常より開いています(恥骨結合離開、といいます)が、2~3か月で自然に元に戻ります。
自然に戻るものを「骨盤矯正をしないと骨盤が開いたまま生活するようになる」と説明して施術を受けるように促すことは、ある意味脅しであり、とても正当な施術理由とは思えません。
また、自律神経は背骨から出ている神経の一部ですが、背骨から出る神経の束は他に「痛みを感じる神経」や「筋肉に動く指令を出す神経」も含みます。
その中で自律神経にだけ影響を出せる、しかも自律神経の中の副交感神経にだけ影響させられる施術というものは存在しません。そんなことができればそれは神業です。
それでも「骨盤矯正をすることで自律神経が整う」と宣伝することが正しいと思えますか?
自律神経の働きが整ったように感じるのは、あくまで筋肉をほぐしてもらってリラックスしたからであり、前後関係が逆なのです。
結果として楽になればいい、というのは施術を受ける側の言い分であって、施術する側が宣伝として利用するのはいかがなものかと思うのです。
と、色々と細かいことを書きましたが、先程書いたように世の中の骨盤矯正のほとんどは、端的に申し上げて「腰回りの筋肉をゆるめる」というものです。
であれば素直にそう宣伝すればいいだけであって、体調が悪い人や様々な症状に悩んでいる人の不安に付け込む宣伝の仕方では、誠実とは言えませんよね。
お断りしておきますが、今現在通っている整体院、カイロプラクティック院、整骨院で骨盤矯正という施術を受け、つらい症状やお悩みが解決に向かっておられるならそれは本当に喜ばしいことです。
受け手であるあなたが納得してその施術を受けているのであれば何の問題もありません。
ただ、時々「初回割り引きで施術を受けたが、施術後に高額な回数券を買うよう促された」といった事例を耳にします。
施術の中身は「腰回りの筋肉を緩めるリラクゼーション」であるのに、高額な施術料を支払い続ける意味があるかは、よくよくお考えください。
せめて回数券を購入する際は、途中での返金システムはあるのか等を確認しておくことをお勧めします。
耳触りのいいキャッチ―な言葉と、「○○しないと××になってしまう」といった「不安に付け込む宣伝」にはくれぐれもご注意ください。
ではまた。
お盆休みのお知らせ
猛暑が続きますね…。暑さのピークはどこに来るのでしょうか。
さて、お盆期間の営業日、お休み日のお知らせです。
8月11日(木・祝) 通常どおり受付・治療
12日(金) 通常どおり
13日(土) 9~13時まで受付・治療
14日、15日(月) お休み
16日以降は通常営業に戻ります。
夏バテの症状を出し始めている人も出てきました。
頭痛、だるさ、眠りが浅い、肩や首が重たい、おなかがすっきりしないなどの症状は黄色信号です。
早めに生活のリズムと内容を見直し、必要であれば鍼灸治療もご活用ください。
脉(みゃく)を診るということについて
ブログ書いていきます。今日は東洋医学の「脉診(みゃくしん)」について。
連休のお知らせを書いてからすでに3か月近く…筆不精も困ったものです。
このところは暑かったり湿気が多かったりですね。
自然界のエネルギーから受ける影響は大きく、私たちの体もそれを受けながら日々を過ごしています。
その影響が体の許容範囲を超えれば、だるいとか頭が痛いなど、不快な症状となって表面にあらわれてくるのですね。
さて、当院の基本の治療では「脉診」という、東洋医学独特の診察法を重要視しています。
治療を受けていただいた方は「こんなやり方もあるんだな」というくらいには感じていただけているかと思います。
また、韓国や中国の歴史ドラマでは宮廷の権力争いが描かれることも多く、そこには当時の医者がたくさん登場します。
その中で脉を診たり舌を診たりしている場面を見たことがある方も多いと思います。
脉を診るというのは、ある意味「伝統技術」なわけですね。
主に手首の脈(橈骨動脈といいます)を診ることが多いのですが、こめかみなどほかの部位でもある程度代用できます。
手首の脈で何を診ているのかというと、皆さんの体の「気の状態」を診ています。
気のめぐりが早いのか遅いのか
流れが滞ったり、余計なもの(邪気)が入って流れを邪魔してはいないか
余計な熱や、冷えが入ってしまってはいないか
流れが阻害されているのなら、それはどの経絡(けいらく)なのか
そもそも気の量が不足してはいないか
そんなようなことを診ています。
当院の基本の治療である「気の調整」では、痛みやコリだけではなく内科疾患や精神疾患の患者さんにも対応しています。
これは、気というものが私たちの体をめぐっていて、生理活動すべてをつかさどっていると考えられているので、体を流れる気の調整をすることで、内臓の働きや、精神的な部分までもよい状態へと導くことができるからです。
全てを脉で判断しているわけでもなくて、問診でお聞きした内容や、体に出ているツボの様子と合わせて総合的に判断するのですが、中でも脉を診て得られた情報は重要と位置付けられています。
また、脉は「陽中の陽」に属していることで「変化が早い」という大きな特徴があります。
したがって、ツボへ鍼をしたあとの体の変化を判定するためにも、とても役立つ診察ポイントなのです。
東洋医学的に診察・診断をし、治療をおこなうまで、そのすべての過程で脉診は重視しています。
脉診をおこなう鍼灸院は業界の中でも少数派なのですが、古代の英知を現代に継ぐ者たちということで貴重なんだな、とお考えいただければとても幸いです。
連休のお知らせ
4月29日、30日 通常どおり受付・治療
5月1日~5日 お休み
5月6日、7日 通常どおり受付・治療
お休み中は、「しんきゅう予約」にて6日以降のweb予約のみ承ります。
津山院のみですが、トップページからご予約画面をご利用ください。
また、お問い合わせのお返事も連休明けとなりますので、ご了承ください。
本格的な暑さが顔をのぞかせてきました。寒暖の差で体調を崩しやすい時期となっています。
よく食べよく眠りよく動くことが健康の基本です。
それがうまくいかないなと感じる状態のときは、はり灸で身体を調えるのが良いです。
だいたい、これでうまくいきます。試してみてくださいね。
臨時休診のお知らせ
2月21日(月)~2月26日(土)まで、所用のため臨時休診いたします。
お困りの方には大変申し訳ございません。ご迷惑をおかけいたします。
臨時休診中は電話やメールへの対応もできかねますのでご了承ください。
お問い合わせいただいたメールは、2月27日以降にお返事をいたします。
しんきゅう予約でのオンライン予約も、2月26日までストップしておりますので併せてご了承ください。
2月28日(月)から通常どおり受付・治療を再開予定です。