当院の治療について

ご安心ください、ほとんど痛みは感じません

まずは「はり・灸」の話から。” 鍼” と聞くと「怖い」「痛そう」とイメージする方も多いのですが、一般に使われている治療用の鍼は、皆さんが想像しているような裁縫針や注射針とは違い、人間の髪の毛ほど細く柔らかな鍼で、まず痛みは感じません。また、鍼をした後も出血はしません。稀にあるとしても、ごく微量ですぐに止まってしまいます。施術中にはリラックスして眠ってしまう方もいるほど、痛みや緊張とは無縁の治療です。

さらに、当院の治療では「鍉鍼( ていしん)」や「円鍼( えんしん)」という、先が丸くて刺さることのない鍼道具も用います。これはツボに軽く接触させたり、皮膚面を経絡に沿って軽く擦るような使い方をするもので、当然痛みなどありません。

お灸は症状や状態により、ゴマ粒大や米粒大、糸状灸などの「チカっとする」刺激のお灸から、ふわりと温かい程度の温灸など幅広く使い分けます。適度なお灸はとても心地よく、夏場でも冷房などで冷えた体に対してよく用います。気をスムーズに巡らせるためには程よい温かさのお灸も、とても有効なのです。

衛生面も安全です

当院で使用する鍼は、全て使い捨て鍼を使用しており、施術の直前に開封するため、雑菌やウィルスが付着することもありません。もちろん、鍼の使い回しはしませんので、他の患者さんの病気が感染することもありません。これは、今ではどこの鍼灸院も同じですのでご安心ください。

心地よいお灸です

よもぎの葉でできた艾(もぐさ)を各種ご用意し、火傷や跡がつかないよう、心地よい温度で丁寧に施術しています。

何回ぐらいの治療で治るの?

症状の程度や発病してからの期間・生活習慣・治療頻度などの要因で異なるため、一概には申し上げられません。しかし、改善・寛解していくのが自覚できる目安として、

乳幼児・小学生
  連日または2日以内の間隔で5~10回
中学生・高校生のスポーツ障害
  週に1~2回の間隔で3~5回
大人一般の痛みやしびれ、こりなど
  週に1~2回の間隔で5~10回程度
生理痛や内臓の病気・体質改善など
  週に1回以上で2~3カ月間

以上はあくまでも来院の目安です。最初の1回で症状が改善する方もおられれば、反対に発症してからの期間が長い場合、これ以上の時間を要する場合もあります。また、一度回復しても治療をやめ同じ生活を繰り返されていれば、症状がぶり返すこともあります。症状の改善がみられたら施術間隔を除々に空け、最終的には月に1~2回程度は体のメンテナンスとして施術を継続されることをおすすめします。

服装について

当院では、主に手足とお腹・背中で診察と施術をおこないます。ですので、できるだけ捲くり上げやすい緩めの服装、やわらかい生地の服装でお越しください。準備が間に合わない方にはジャージ素材のハーフパンツ等をご用意しておりますので、お気軽にお申し出ください。

鍼灸師について

鍼灸は医師と鍼灸師のみ許されている治療法になります。正確には「はり師」と「きゅう師」の2つの免許ですが、合わせて「鍼灸師(しんきゅうし)」と呼ぶことがほとんどです。「はり師」「きゅう師」は養成学校で単位を取得し国家試験に合格した者だけが取得できる免許です。もちろん、当院では「はり師」と「きゅう師」の免許を取得しておりますのでご安心ください。

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