施術者紹介
はじめまして。院長の大林直弘と申します。
当院のホームページを訪ねてくださりありがとうございます。
文字が大量で恐縮です。「気」という目に見えない概念を用いた治療をしているもので、しっかり説明、解説をしようと思うとどうしても長くなります。お読みくださりありがとうございます。
岡山県北部 苫田郡鏡野町と、津山市山北にて「天色鍼灸療院(あまいろしんきゅうりょういん)」を営んでいます。
当院では、日本古来の伝統的な鍼灸術「経絡( けいらく) 治療」といって、身体にとって負担の少ない治療法を「基本の治療」として採用しています。経絡治療は陰陽五行の理論をもとにしていて、その人が持つ生命力・治癒力そのものを活性化させる目的で行うものです。生命力や自然治癒力というものははっきりと数値化できるものではないですが、昔から漢方薬と並んで日本人の健康を助けてきた伝統と実績がある鍼灸の治療法ですので体の調子を上向かせるお手伝いができるものと確信しています。
天色鍼灸療院
院 長 大林 直弘
鍼灸との出会い~資格取得まで~
私は小さなころから小児ぜんそくやアトピー性皮膚炎にかかっていて、息苦しくて眠れないときや、肘やひざがかゆくてつらいときが多々ありました。小学校高学年になるころには自然とおさまっていたのですが、息苦しさやかゆみというのは本当につらいものです。子供のころに感じていた「そういうつらいものを少しでも軽くできればいいのに」という想いが、この道へ自分を進ませてくれた原点なのかもしれません。
鍼灸の道に進みたいと強く感じたきっかけは、高校陸上部のときの大きな怪我を、鍼灸治療でものすごくスムーズに、自分が予想していた以上に早く治していただいたことです。そういう動機でしたので、鍼灸の勉強と同時に「日本体育協会公認アスレティックトレーナー」という資格の取得も目指して名古屋の専門学校へ通いました。鍼灸学校では友人や先生にも恵まれ、卒業と同時にはり師・きゅう師とアスレティックトレーナーの資格を取得することができました。
生年月日 | 1986 年9 月29 日 (てんびん座 O 型) |
出身校 | 岡山県立津山高等学校 トライデントスポーツ医療看護専門学校 (はり・きゅう学科) |
免許・資格 | はり師・きゅう師 ( 一社) 東洋はり医学会・ 瀬戸内支部長 |
趣 味 好きな物 | 合気道( 参段)・読書・音楽を聴くこと 好きなもの 地中海料理・ウイスキー・豚汁・ ラーメンズ・水曜どうでしょう |
苦手なもの | タバコ |
経 歴 | 2008 年4 月~ 名古屋名東区の「けんえい治療院」にて勤務 |
2011 年4 月~ 岡山県鏡野に帰郷 | |
2012 年1 月~ 地元にて「鍼灸治療室 はりきゅうのすすめ」を開院 | |
2020 年2 月 津山市上河原に治療室新設 |
生年月日 | 1986 年9 月29 日 (てんびん座 O 型) |
出身校 | 岡山県立津山高等学校 トライデントスポーツ医療看護専門学校 (はり・きゅう学科) |
免許・資格 | はり師・きゅう師 ( 一社) 東洋はり医学会・ 瀬戸内支部長 伝統鍼灸学会会員 |
趣 味 好きな物 | 合気道( 弐段)・読書・音楽を聴くこと 好きなもの 地中海料理・ウイスキー・豚汁・ ラーメンズ・水曜どうでしょう |
苦手なもの | タバコ |
経 歴 | 2008 年4 月~ 名古屋名東区の「けんえい治療院」にて勤務 |
2011 年4 月~ 岡山県鏡野に帰郷 | |
2012 年1 月~ 地元にて「鍼灸治療室 はりきゅうのすすめ」を開院 | |
2020 年2 月 津山市上河原に治療室新設 |
「ほどほどに、ちょうどいい」を提案する治療家に
スポーツ鍼灸の分野を目指して入った鍼灸の業界でしたが、勉強していく中で「東洋医学の考え方」に出会います。経穴( いわゆるツボ) とか、経絡( けいらく=生命エネルギーである気の通り道) とか、陰陽の考え方などです。東洋医学の理論は、人の体を含め様々な物事は、バランスを取りながら調和しているという考え方から出発しています。そのような東洋思想を学んでいくにつれて、現代医学的なスポーツ鍼灸のみをやっていく気は薄れ、人の体を東洋医学的な視点を含めて総合的に診ることのできる鍼灸の方向を選ぶようになりました。また、20 歳のころに資格試験のストレスや食生活の不摂生がたたり、落ち着いていたアトピー性皮膚炎が再発しました。おかしいなと思い始めてからほんの1ヶ月ほどの間に、顔や首周り、手の指などの皮膚がぼろぼろになってしまっていました。かなりひどかったその状態を脱するために、鍼灸学校の先生に東洋医学的な観点からの治療をしていただき、自分でも食養生の勉強をして実践してみるなど、皮膚科の薬だけに頼る治療法ではなく、東洋医学の考え方で体の根本から改善を目指し、しっかりと回復することができました。
この経験が大きく影響し、現在では「いい状態でいるためには、バランス・調和が大切」という考え方を根本において、皆様の治療にあたらせていただいています。「この健康法がいい!」とか、「これをやればいい」「これを食べればいい」といった単純な考え方では、人体という複雑系の組織には対応しきれないことが多いです。いい意味で人の体をゆるく眺め、たとえ局所的に診れば少々のひずみがあるとしても全体でのバランスの良さが勝ればいい、というくらいのスタンスで、お一人お一人にとっての「ちょうどいい状態」を感じられる体になっていただければと思っています。
治療院を始めてからは、運動不足の解消にと習い始めた合気道が、実は東洋医学の考え方と非常によく似た点が多いことに気が付きました。今では鍼灸と合気道を通じて、良い加減のからだの使い方を修練することがライフワークになってきています。また、学生時代から現在までずっと「東洋はり医学会」という学術研究団体に所属して学術の研鑽を積んでいます。定期的に研修会が開かれており、全国の鍼灸師とともに勉強を重ねているところです。これからもできる限り自分の学術を高め、皆様のお力となれるように精進していくことをお約束いたします。「はりきゅうのすすめ」にて皆様とお話しできることを楽しみにしております。
天色鍼灸療院(あまいろしんきゅうりょういん)
大林 直弘