ブログ「身体をメンテナンスすることの重要性について」

こんにちは、大林です。
タイトルそのままの記事ですが…今回は体を定期的にメンテナンスすることがどれだけ大事か、ということをお話しします。
そして出ている症状はそんなになくとも、「ひどくなる前」「悪くなる前」に鍼灸院での治療を受けることを習慣にしていただきたいのです。思い切り我田引水の記事ですが、悪しからず(^^)

基本的には皆さんは、

「鍼灸院とかって、具合が悪くなったり、痛みが出たら行くところ」

と思っておられますよね。
もちろんそれも全然間違いではなくて、しんどくなったり痛みが出たり、「身体やこころの悩みを解決したいな」と思ったときに「どこかいい治療院はないだろうか」と探すのは自然なことです。

また、私たち鍼灸師も「病苦に苦しむ患者を一人でも多く救う」という使命感を持って、
日々技術の修練をし、本を読み、仲間と勉強し、研鑽を積んでいます。

勉強をすることって本当に楽しいんですよね。
知らなかったことを知ることができる。
できなかったことができるようになる。
自分の上達や成長を自分である程度評価できる。
自分がどれだけ狭い世界に生きているかを実感する。

大人になってから勉強することについてはまた別の記事にしようと思います。

話を戻して、「痛みや症状が出る前、ひどくなる前」に、何かしらの身体のメンテナンスをしてくださいね、ということについて…。

まず最初に見なおして頂きたいのは、睡眠と食事です。次に運動。そして暮らし向き(働き方や人間関係による精神的なストレス)
本当に基本的な部分ですが、身体のメンテナンスの大部分はこれで足りると私は思います。

身体に関する良いこと「質のいい食事と睡眠、適度な運動、楽しい時間」と
身体に関する良くないこと「偏りすぎの食事内容、短すぎる睡眠、過度な労働、疲労の積み重ね、精神的ストレスによる体への悪影響など」のバランスの偏り

先天的なもの、生まれ持ったものや、交通事故など急な外力がはたらいて体を壊すことはありますが、今は省きます。

ある方の言葉を借りれば「健康は確率の問題」ということで、私も深く同意します。
「健康のリスクになるものを減らす=健康でいられる時間を延ばす、または健康の度合いを高めることができる」ということです。

どれだけ気を付けていても病気になるときはなるし、事故に遭うこともゼロにはなりません。
が、危険なものの確率を減らすことで健康はある程度まではコントロールできるものです。

その考え方に立っていただければ、
「病気を予防する」と思って定期的な体のメンテナンスが必要なことはご理解いただけるのではと思っています。

次に、もし何かしら病気や痛みが出たとして…『できるだけ軽く済ます』ことをお勧めします。
これが定期的な体のメンテナンスをすることの大きな意義だと思います。

まったくの不調知らず、という人はほとんどいません。
時には風邪をひくし、体がだるい日だって当たり前です。人間ですから。

でもそういう状態を長引かせず、負のスパイラルに陥らないためにどこかのタイミングで
鍼灸などで身体の調子を整え、底上げをしてほしいのです。
身体はそもそも自分で治ろうとする力を持っていますね。
それをちょっと手助けすることで、治りは早くなり、症状も酷くなりにくいものです。

実際に支払う医療費の違いというデータもあるようですが、
興味のある方は調べてみてください。
何も病気などなければ平均して月に5,000円程度の医療費も、
軽度の糖尿病ひとつで月に2~3万円、
透析が必要なほど重度になると月に何十万円もの医療費がかかります。

もちろんその全額を自己負担するわけではないですが、それでも持ち出しはかなり高額となります。
病気一つでこれですから、そういう状態を予防するために鍼灸院へ月に2回程度でも通うことは決して悪い投資ではありませんね。

その次に…。
ちょっと嫌な言い方になるかもしれませんが、
「様々な業界でトップを走るような人たちは、ほぼ間違いなくかかりつけの治療家を持っている」
というお話です。
安定した仕事のパフォーマンスを出し続けることや、明日への活力を維持し続けるという意味で、
本当に様々な人が鍼灸をはじめいわゆる「お気に入りの治療家、治療院」をお持ちです。

特に政界、財界(経営者層)、芸能界、法曹界(弁護士等)など大勢に注目されたり、激務をこなすような人々は、ほぼ間違いなく「東洋医学的観点、代替医療の価値観」を持った治療家の施術を受けているということです。(様々な会社経営者などから法務顧問を依頼される弁護士さんから伺いました)

常に100%の状態はとても大変かもしれませんが、
安定して70~80%のパフォーマンスを維持することはそう難しいことではありません。
よく言われるのは「80%までは20%の労力で上げられる。残り20%を上げきるのに80%の労力が必要になる」というやつです。

この「ちょっとの手間」をやるかやらないかで、日常的に発揮できるパフォーマンスが大きく変わることがあるわけです。
少々の不調などは自分で調べてあれこれやるよりも、プロに任せてしまうことで労力や時間を節約しているということですね。
それが、いわゆる社長さんとか政治家や弁護士さんなどが実践している健康法の大きな部分なわけです。

いや自分は経営者でもないし…と感じる方もいらっしゃるでしょうけれど、
皆さんそれぞれが自分の身体の経営者なんですよ。

限られた資源である身体を、どう使っていくか。
そのマネジメントは自分にしかできません。

最終的には自分の頭で考えて判断するということがとても大事ですが、
ある程度のことはその道のプロにお任せするのが手っ取り早く、健康効果というパフォーマンスやリターンは大きいのです。

一人でも多くの方が、ご自分の身体を今よりもう少しだけ、大切に扱ってくれることを願っています。
それがきっとよりたくさんの人のいい人生に繋がっていると確信していますので。

ブログ「岡山県内でのコロナウイルス制圧?」

こんにちは、大林です。

先月5月12日に岡山県で新型コロナウイルスへの感染者が確認されて以降、
本日6月9日まで新たな感染者の確認が、今のところ無いようです。

潜伏期間の二倍とされる28日間にわたり新規感染者が確認されていないということで、
その地域内では新型コロナウイルスはほぼ制圧されたとみてよい、とのことです。

なんとも喜ばしいですね!

東北6県ではすでに6月5日の時点でその状態に達しており、
岡山県を含む中国地方でも県の往来がずいぶん緩和されるなど、
徐々にですが様々な社会活動が取り戻されつつあることを感じます。

東京をはじめ感染者が確認され続けている地域との往来や、
郵便物や宅配の荷物などからの感染は相変わらず気を配る必要がありますが、
岡山県内、また当院のある津山市や鏡野町内では、
「新型コロナウイルスは、ほぼ無くなった」としていいと、私自身判断しています。

当然のようになった院内や道具の消毒、手洗いとアルコール消毒、マスク着用などは
相変わらず続けていますし、3月や4月のころの対応となんら変えることはありませんので、
今までよりもさらに安心して鍼灸院へお越し頂ければと思います。
ただ、予約を少し詰める可能性があります。その点はどうかご了承ください。

コロナで疲れた人も、
日常が再開して疲れた人も、
朝晩と日中の気温の差にやられてしまっている人も、
急に冷たいものを食べすぎてお腹がやられてしまった人も、

よければ一度診させていただければ、後々長引かないで済む体に戻していきます。

厚労省の内部の話として今後も散発的なクラスター発生はあるだろうということと、
秋冬の流行を見越しているとの話も聞いていますので、
私たちは自分が今以上ウイルスを媒介しないよう、個々でできる対策をしたうえで、日常をしっかり楽しく過ごしていきましょう。

ブログ「夏を気持ちよく乗り切るために」

暑さがやってきましたね~…。

私はどちらかと言えば暑さのほうが得意なのですが、
患者さんの中には既に慣れない暑さに体がやられてしまっている方が出てきました。

この時期に急に30℃を超えたり湿気が増えたり日差しが強くなったりしてくると、
身体がまだ暑さに順応しきれていないので、
同じ条件の日があったとして、5月や6月と、9月あたりを比較すると、
9月のほうが身体は楽、ということです。

それだけ人間の身体には「慣れる」という働きがあります。
対応する、とか順応する、と言い換えてもいいと思います。

気候の変化にスムーズに対応するためには、
具体的な手法としては
・十分な睡眠をとる
・季節の食材をたくさん食べる
・できるだけ規則正しい時間に寝起きして、朝日を浴びたり外気にしっかり触れる
・服装の切り替えをこまめに

いかがでしょう。要は「自律神経の切り替えを適切に行えるように促す」というだけのことです。
当たり前すぎて怒られそうな内容ですが、実践できていますか?

私自身、季節の食材など十分かと言われると…一人暮らしの限界と言っておきましょう。

さて、慣れるには数週間程度かかることもありますが、
ではその間もその後も、暑さにやられないためには何ができるでしょう。

ひとつ代表的なもの挙げれば「お腹を冷やさない」でしょうか。

アイスもキンキンに冷えた飲み物もめちゃめちゃ美味しいのですが、
一日の量を決めたり、体調をみて調節できるといいですね。

目安にできるのは「自分のお腹の温かさ」です。
お腹に直接手を当ててみて、手よりもお腹が冷たく、ぬるく感じればそれは黄信号です。
お腹がひんやり冷たいくらいに感じるのであれば赤信号。
きっと体はだるく疲れやすく、眠りが浅く、夜中に目が覚め、夏バテ目前でしょう。

簡単に確かめられるので、一日に何回かおへそからみぞおちあたりを手で触れてチェックしてみてください。
手のほうがとても冷えている、ということであればお腹は大丈夫でしょうが、
手足の巡りが悪いとそれもまた別の体調不良が見え隠れします。

「身体は、どこも基本的に温かい」

そうでなければなにか巡りが悪いのだなと思ってください。
きっと改善できる方法があるはずです。
身体の巡りのご相談は鍼灸院がもっとも得意とするところでもあるので、
「よくわからんなー」と思われる方はご来院ください。

ブログ「当院での対応は変わらず…」

こんにちは、大林です。

COVID-19、新型コロナウイルス感染に関して、全国的に緊急事態は解除されましたね。
長い自粛要請から色々と活動が再開されていく安堵感は、多くの方が実感されていると思います。
また、子供たちの登下校の姿が見えるようになっただけでも、日常が戻りつつある感覚を覚えます。

手洗い、消毒、マスク着用やsocial distanceなど、すでに慣れて日常の一部となってきていますね。
通常の社会生活に戻しつつも、有効な薬もワクチンもまだ無い状況では新型コロナウイルスに対する警戒を解き切るわけにはいきません。

当院でも、従前より徹底的に感染予防に努めています。

具体的には

・施術前後の手洗い、施術者マスク着用
・患者さんの施術毎にベッドやドアの取っ手などの消毒
・来院時の手指消毒のお願い
・ベッドシーツや枕カバーのこまめな交換・消毒
・院内での接触リスクを減らすため、予約時間の調整
・宅配の荷物と郵便物の消毒

以上のことを行っています。
お釣り用のお札や小銭も気が付いた時にはアルコールで拭いていますが、
全てを徹底できてはいません。が、当然ながら通貨も感染リスクのあるものとして
認識しておくほうが良いですよね。

とにかく誰しもが「自分が感染しない」ことと「人に感染させない」ことを徹底するしかないのかと思います。

その上で普通に社会生活を送り、適度な運動と十分な栄養と睡眠をとり、
日々を楽しく過ごしていけば良いのだと。

鍼灸治療も健康管理のために変わらず受けていただいて大丈夫ですし、
鍼灸院は国家資格を取得し衛生管理も含めて感染対策をおこなえる鍼灸師が運営している医療機関です。
(血液・体液に触れる可能性のある鍼灸治療をおこなう上で、必要な衛生概念と知識をすでに履修しているのです)

これまでも何度か記していますが、
鍼灸治療も皆様の体調管理の助けになれますし、
ぜひ使っていただきたいものでもあります。

Withコロナ時代の生活は、以前とは明らかに異なってきます。
ワクチン開発に成功し、新型コロナウイルスがインフルエンザウイルスと同じような扱いに落ち着くまで、当面は気を付けながら過ごして参りましょう。

症例:糖尿病とそれに伴う倦怠感やしびれなど


不定期ですが、過去の施術例や現在通院中の方の症状、治療の概略をご紹介しています。
はり・灸の治療がどのような症状に対してどのように考えて行われているか、
ご自身の状態と似た症状の方がすでに治療を受けているか、など参考になさってください。
なお、当然のことながら個人が特定できないよう配慮いたしております

「糖尿病と、それに伴う倦怠感やしびれなど」

40代男性

〇これまでの経過〇
2年半前~重度の糖尿病により腎機能が低下し、血糖コントロールをしないと命に関わる状態と診断。
以後インスリン注射や投薬、食事制限などで、いったん血糖値は安定しているが、腎機能はまだ少し低下状態とのこと。
腰が痛く、膝から下は少ししびれを自覚している。
疲れやすく、階段の上り下りでも息が切れてしんどい。仕事での疲労が抜けないので、もう少し元気に暮らしたいとの希望。

〇鍼灸院としての診断〇
数年にわたる糖尿病の状態、またそれ以前から長らくの不摂生と多忙により、身体の気の消耗が激しく、巡りは虚損している状態と考えた。
人体の気の生産を司る脾の働きをしっかりと補うことを狙い、まだ若さもあることと合わせて予後は良とし、回復を目指した。

〇施術方針〇
初診での東洋医学的診断は左適応の脾虚肝虚の相剋調整。
腹の力もなく、べとつき冷えて全体的に虚している状態。徹底的に気を補う方針とした。

〇施術内容〇
一回目…
左の脾経、心経の気を補い、右の肝、腎の経も同様に補う。
右の胃経にも補法の鍼をおこない、お腹と背中の虚しているところをお灸で温め、終了。

二回目(一週間後)
ひざから下のしびれた感じが少し良かった気がする、とのこと。他体調は変わりなし。
一回目とほぼ同様の治療。

三回目、四回目も同様に、身体の元気を補い、体調を底上げする狙いで治療。
五回目(初回から一か月ほど)で、日常の段差が苦に感じなくなり、階段の上り下りが楽になった、とのこと。またおおむね体調が良いと感じられる日々が増え、仕事後の疲れかたが楽になり、起床時のスッキリ感が感じられるようになってきた。

以降、十回目の治療までは週に一回程度。
途中に仕事が多忙のため腰痛が出たりするときもあったが、以前より回復も早く、不安感がなかったとのこと。
その後は二週に一回と間隔をあけ、現在(初診から2年近く)では月に一回の定期治療にてメンテナンスを継続。
治療に使う経絡は都度変更もあるが、おおむね脾の経絡を中心に補い、身体の状態に合わせて腎の経絡を主体とするときもあった。

定期的な医師の診察でも、現在は数値上問題ない状態を維持できていると言われている。

〇施術後のケア〇
本人も病識があり血糖値や体重コントロールをしっかりと行えていて、定期的な医師による診察と検査もあるため、当院としての特別な指示は無し。

ブログ「 押してもだめなら…」

こんにちは、大林です。
今日は治療の考え方のお話を…。

当院では、「ほかに行っていたけど、なかなか良くならないから…」と
おっしゃる患者さんがわりと頻繁にお見えになります。
いわゆる「最後の砦」「藁をもつかむ…」という位置づけになりやすいのが鍼灸ですね。
だって痛そうですし、よくわからないし…ある意味仕方ないことでもあります。

また他の院と言っても病院、接骨院、整体院、鍼灸院…様々です。
中には何年もかけて何か所もめぐって、「最後に鍼でもいいから」とうちへたどり着いてくださる方も。

そういう方々の身体を診ると、
・痛い箇所は基本的に固く、しかも深い
・全体的には体の気は虚してしまっている
・流れ方も悪く、色つやも少なく、肌に元気な感じが少ない

だいたいこんな感じで、症状が出てから長いため身体の気が不足し、
本来なら自分の身体で治せるものもうまく治せない状態に陥っています。
また、痛い場所、主訴部の表面は力なく虚しているけれど、その奥に固く滞った塊が触れます。
そして仕方のないことですが、ご本人には「体の気が虚している」自覚はないです。
なのでいつも通りの生活を送り、「どうして治らないんだろう」「痛みがすぐぶり返すんだろう」とお困りなのです。

このような方々の治療は、押して押して、足し算ばかりの治療ではなかなかうまくいかないことが経験的にわかっています。

押してダメなら引いてみるのです。

つまり、「治療量を減らす」「刺激する量を減らす」ことが、
身体の働きを呼び覚ます鍵となります。

マッサージにしろ、接骨院での電気や手技療法にしろ、
症状が取れてこないと「もっともっと」となりがちです。
これは患者さんも、施術者側も同じだと思います。
「あれがだめならこれも、これがだめならそれも加えていこう」
「これだけやったんだから、何かが変わってくれるだろう」
となるのが人情でもあり、西洋医学的な考え方の主流でもあるからです。

そこに少ない刺激で身体の様子を伺うようにそーっとした治療で身体の気を補うと、
身体が「今までのと何か違うぞ…?」という感じで反応します。

例えば

子供たちが騒いでいる教室で、先生もそれに負けないよう大きな声で「静かにしなさーい!」と言い聞かせようとしている状態と、
騒いでいる子供たちに対し静かに待つ先生を見て、生徒たちの中から「ちょっと静かにしよう」と自発的な動きが出てくる状態と…。

そんな感じを思い浮かべるとイメージしやすいかもしれません。
どちらがその場に適しているかはその都度の判断ですが、
今回ご提案しているのは後者なのです。
身体からの反応を待つのです。それを呼び起こせるだけの少ない刺激量で。

これには、患者さん自身もある程度の我慢が必要になります。
「早くどうにかしたい、してほしい」という焦りの気持ちの我慢です。

そればかりは申し訳ないですが…
今まで時間をかけて作り上げられてしまった体の状態が変わるには、
ほとんどの場合数週間~数か月はかかります。

ですがその間も少ない刺激の治療を受けた体は変化し続けます。
その変化をできれば楽しんでいただきたいし、「気の調整」を受けていただいたからには楽しみに観察していただきたい。

鍼灸はときに魔法のように劇的な変化を起こすこともありますが、
魔法のように見えるだけで、実は魔法ではありません。

その後、身体の働きが底上げされた後で以前に行っていた治療院さんの治療を受けると、
前よりも良い効果を実感しやすかったり…そんなこともあるものなんです。

半年以上、ときには何年も同じ症状に苦しめられている方が多くおられます。
足し算の治療から引き算の治療へ
少しばかり方針転換を考えてみられるのもいいと思います。

今かかっておられる治療院の先生や病院の先生にも、
「治療手段のどれかを止めて、身体の変化をみる」という相談をしてみられると、
きっと良い方法を一緒に考えてくださると思いますよ。

ブログ「空間除菌について」

こんにちは、大林です。

COVID-19、新型コロナウイルスの流行状況についてはまだまだ油断しきるには早い状況ですが、
暑さがやってきたのもあって、津山市内でもマスクをしている人が明らかに減った気がします。
杞憂に終わればよいのですが…。

さて、そんな中でもはりきゅうのすすめでは変わらず感染予防と院内消毒を徹底しています。
具体的には
・必ずマスク着用
・施術前後の手洗いとアルコールで手指消毒。鍼を開封した後なども
・患者さんの施術が終わる毎にベッド、リネン類、ドアノブなどの清拭
・常時窓を開放、または頻回の換気
・患者さんにも来院時のアルコール手指消毒の実施

あとは、基本の「十分な睡眠、栄養、適度な運動」で生活を規則正しく丁寧にすること。
以上のことを、来院くださる皆様と自分自身を守る意味で行っています。
当たり前のことを、当たり前にやることの大切さを日々感じますし、
習慣化されたことでさして負担に感じることもなくなってきました。

 

先日「空間除菌はやらないの?」と尋ねられたこともあり、今回はそのことについて書きます。

 

と言っても私は空間の除菌については専門的な知見もありませんので調べてみました。

…調べようとしてみました。

ですが「空間を除菌する」という概念は、医療の中には無いことがわかりました。

よくあるのは「次亜塩素酸水」を加湿器などで焚く方法が言われていますが、
調べてみても「やってみました」「このようにしています」という内容のブログ記事や宣伝ばかりで、
効果を調べて「有効である」とされているような根拠となる論文は、私には見つけられませんでした。
(もしご存知の方がいらしたら教えて頂きたいです)

そして「空間に塩素を含む微粒子をまく」ことの危険性を指摘する医師などの投稿も、
同時にいくつか確認できました。
曰く「空間にウイルスを殺す程度の濃度で次亜塩素酸水を撒くと、それを吸い込む人体にも有害である。濃度が薄ければウイルスにも効果は無く撒く意味もない」とのこと。

これも根拠となる論文は私には探せなかったのですが、「塩素ガスが人体に有害」ということは確かですので、
空間の塩素濃度が上がることは当然避けなければいけませんね。

ということで、空間の除菌は基本的に「換気」によって空間内のウイルスの量を減らすということ以外には無いようです。
よく「首から下げるウイルス対策」の商品も出回っていますが、消費者庁から注意喚起もされている「過大な効果の宣伝」には注意が必要です。
あと首から下げる除菌グッズも中身は塩素系ですから、水に濡れて雫が服についたりすると悲惨なことになるようですので、その点もお気をつけください。
空間を除菌しなくても、今までも言われてきた「手洗い、消毒をこまめにし、鼻・口・目を手で触らない」ことを基本にすれば十分な感染予防になりますので、

神経質になり過ぎずに、体調を整えて少々のウイルスが体に入っても大丈夫な状態を維持していきましょう。

ブログ「新型コロナ関連」

こんにちは、大林です。
立夏に入りましたが、昨夜から今朝は少し肌寒くなっていますね。
着るもの、羽織るものでしっかりと調節して、
首回りや足首など冷やさないようにしていきましょう。

 

さて、全国に向けられている緊急事態宣言を受けて、
ここ津山市でも新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、
学校の休校や市営施設の利用停止などの措置が続いています。

そしてこれはひとまず5月末までと、連休明けの昨日7日に決定しました。
感染者拡大の状況が続くとなればさらに延長する可能性もあるとのこと。

 

津山市内では4月24日に感染者が確認されて以降、新たな感染者の確認はされていません。
津山市役所に勤めている知人も「市民の皆さん本当によく努力して協力してくださっている」と
言い、地方都市ならではの事情もあり皆さん感染予防にしっかりと努められている様子がわかります。

また全国に目を移すと、東京をはじめ大都市圏以外では、新規感染者が横ばいまたは減少となる地域もたくさんあります。
しかしここで気を抜いてはいつまたどこで感染者が増え始めるかわかりません。
治療薬とワクチンが開発され医療機関で一般的に使われるようになるまでは、
今まで通りの感染予防策をそれぞれが徹底するしかありません。

人間は良くも悪くも「慣れる」生き物です。
手洗いをはじめ様々な衛生習慣はすでに定着しましたし、
ウイルスという目に見えない存在をある程度意識して生活することにも段々と慣れてきます。

「どうなってしまうんだろう」という不安は人の体に悪影響をもたらしますし、
その精神的ストレスは様々な身体症状として表面化している人もいます。

 

「しんどい時は休む」

これも新たな生活習慣として当たり前になってほしいものの一つです。

以前も書きましたが東洋医学の歴史の中には疫病と戦ってきた時代のものもあります。
あくまで表に出ている症状に対してのものと、
「内傷無ければ外邪入らず」との言葉どおり、体の内側から疫病をガードするという治療の考え方が、東洋医学では示されています。

養生の基本に立ち返って、十分な睡眠、食事、規則的な生活習慣、運動。
まずはここからです。そして

・メンタルをやられてしまい気味の人
・肩や背中がばりばりに固くなってしまっている人
・胸やお腹が気持ち悪くなってしまった人
・心配事で眠りが浅かったり頭痛がきたりする人

 

どうぞ遠慮なく治療を受けて、楽になってください。
そうすることで体内の働きが正常に近づき、感染リスクを減らします。

症例:首の強い痛み

70代女性、2020年2月の症例です。

主訴:首の強い痛み

主訴に至るまでの経過…
慢性の首こり、肩こりがある。慢性の咳喘息もある。
ある朝、起き上がろうと思ったら首の緊張と痛みが強く起き上がることができなかった。
頭を少しでも動かすと首(特に右側)に痛みが走り、ほぼ動けず、生活がままならないということで往療依頼。
一か月前から家族が持病で入退院を繰り返すなどで精神的に緊張し、眠れない日々が続いていた。

当院の診断…
強い精神的ストレスがかかり続け、身体が耐え切れなくなり本人の弱い場所である首から背中にかけて症状が出た。睡眠不足解消と精神的ストレスの軽減が必要。
東洋医学的には「腎虚脾虚の相剋(そうこく)調整」という診断で治療を開始。

施術方針…
脈の状態は浮いて硬く、とても早い。
治療方針は上記の「腎脾相剋」、左半身のほうが気の流れがあるので左の腎と肺の気を補い、患部を流れる経絡の流れを促す
患部に痛みを出している固い邪気を、複数回に分けて取っていくことが重要。
ある程度高齢ということと、慢性疲労の積み重ねで症状が溢れた状態ということで、継続治療が必要

施術内容…
・施術1回目(発症当日)
上記方針の通り、左の腎・肺の気を補い、その後で患部を流れる経絡の詰まりを取り流れを促す。
目の動きしかままならなかった状態が、左右とも30°程度、首を回すことができるようになった。

・2回目(発症翌日)
昨日とは痛みの場所が下がり、まだかなり痛い。起き上がり座った状態でいられるので、座位で昨日と同じ方針で治療。

・3回目(発症4日目)
当初と反対側の左の首が痛いとのこと。腎虚証は変わらないが、痛む場所を流れる経を選び直した。
首の動きは、左右とも70°ほど回せて、上下に動かすことも、痛みは残るけれど「こんなに動かせるようになった」と本人談。

・4回目(発症5日目)
入浴や掃除ができるまで回復。肩甲骨と背骨の間のあたりの痛みと凝り感は残るが、首の動きは8割方回復したとのこと。
治療方針は変わらないが、ツボの状態に合わせて鍼の深さや補う時間はその都度変化している。

以降、かなり生活動作が安定してきたので往療から来院に切り替える。

・5回目以降は3日に1回、7回目以降は週に1回
6回目で主訴であったひどい首の痛みはほぼ消失。日常を元気に過ごせるようになる。

施術回数・頻度・期間は、発症当初はほぼ毎日。
6日間ほどで車を運転することができる程度になったので、来院に切り替える。
主訴がすっかり無くなってからは2週間に1回とし、再発防止と日々の疲れをとるために定期通院。

ブログ「看板がつきました!」

 

津山院にもようやく看板を取り付けていただきました!

8年前に鏡野院をスタートさせたときに作ってもらった大きな看板を塗り直し、
津山院に設置してもらいました。
当時なぜか実家の蔵に投げてあった杉の一枚板から彫り出してもらった特注品です!


施工は松永建材店さんにお願いしましたが、
仕上がりの良さに大満足しています。

看板が着いたことで「民家」から「治療院」にパッと顔が変わった感じがします。
今まではもぐりのような感じでしたので、やっと胸を張って治療院やってますと言えます。

連休中も随時受付をしていますが、まだ空き時間のほうが多いので玄関周りや外回りを少しずつ整えていこうと思います。

コロナ疲れの方は遠慮なくお電話くださいね。