あらためて、治療のことを

こんにちは、大林です。
今日はあらためて、当院の鍼灸治療について書いてみます。最後にコロナウイルスのことも少し…。

まず…治療を受けてくださった方の多くは「今何してるん?」と思われていると推察します(^^;

当院は「基本の治療」として「脈を診ての全身調整」をおこなっています。
東洋医学の考えに基づき、主に手足のツボを使って体を流れる「気」の調整をおこなうことで、全身のはたらきを底上げ・調節します。
結果として「眠りやすい」「疲れが取れやすい」「疲れにくい」体の状態を目指し、「自分で自分を治せる」ようになっていただきます。
その過程としてつらい症状は緩和していきますし、すっかり無くなる症状もあります。

良くも悪くも体は「慣れる」ものです。ある程度繰り返し「いい状態」を体に覚えさせることがとても大切です。

治療に用いているものは「経絡(けいらく)」と名付けられた「人体を巡る『気と血』の主要道路」です。
正経12本、奇経8本あるとされ、この流れの中に数百の代表的なツボが存在します。
またこの流れは五臓六腑に根ざしているもので、それぞれ内臓の名前がついています。
私が治療中とか脈を診ているときにボソッと「腎と脾やなぁ~」と口をついて出てしまっているものがそれです(笑)

東洋医学では、人体の中心は内臓である五臓六腑であり、健康な状態とはそれらの働きのつり合いが取れていることとほぼ同義です。
五臓六腑の働きを整える手段として、鍼とお灸でもってそれぞれの経絡にアプローチしているのです。

簡単なところで言えば、風邪が入った状態の体なら、肺の経絡と、肺と深い関係があるとされる大腸の経絡に鍼をし、そこに入っている邪気を取り除けば楽になります。
ちょっと難しい例を言えば、何年来のこじらせてしまった症状や持病に対しては「肺と肝のつり合いが悪いので、脾の働きを補う」というようなことをしたりします。
これは五臓六腑の関係性があるからやっていることなのですが、さっぱりイメージはつかないと思います(^^;
「そんなこと考えながら治療をやってるんだな」ということをご理解いただければ、それでとっても嬉しいです。

COVID-19 新型コロナウイルスが流行しているこの状況に於きましては、見通しの立たない不安な日々が続きます。
緊急事態宣言も全国に拡大されてますます不安が募りますし、テレビの情報もネガティブなイメージを持たせるものが多くあります。

心の状態が不安定ですと、心身一如の言葉通り体調への悪影響が出ることがあります。
逆に言えば、体の調子を良くしておくことで不安な気持ちから来る悪影響を受けずに済む、あるいは少なくすることができると言えます。
すでに「コロナ鬱」とでも呼ぶべき症状・状態でしんどくなっている患者さんがおられます。

疲労感、腕や首回りなどの皮膚のゆるみ・乾燥、肩こり、背中の張り、気分の抑うつ状態などの訴えが多くなってきています。

「気の調整」を得意とする経絡治療を体調管理の一助にして頂いて、ウイルスに対する体の抵抗力をしっかりさせておきましょう。

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